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全学共通教養教育科目とは

全学共通教養教育科目とは

全学共通教養教育科目とは、すべての学部学生を対象とした共通の教養教育科目のことです。全学共通教養教育科目では、本学の建学の精神である「良心教育」を、「キリスト教主義」「自由主義(自治自立の精神)」「国際主義」という3つの教育理念に基づき、リベラルアーツ教育の伝統を受け継ぎながら現代において展開しており、幅広い学問分野にわたり、充実した科目を開設しています。

全学共通教養教育科目の目的

同志社大学は、「良心を手腕に運用する人物の育成」すなわち「良心教育」という建学の精神のもとに、「キリスト教主義」「自由主義(自治自立の精神)」「国際主義」という3つの教育理念を掲げている。さらにこの理念に基づいて5つの教育目標を定め、本学が育成すべき資質を明確にしている。すなわち「高い倫理観と豊かな人間性の育成」、「自治自立の精神と行動力の育成」、「生涯を通じて社会に貢献する精神と行動力の育成」、「国際社会に対応できる語学力と行動力の育成」及び「寛容な精神の育成」である。これらの理念と目標は、人間としての総合力(知・徳・体のバランス)に優れた人物の育成を目指している。そのために全学に共通する基礎的・専門横断的な科目、「全学共通教養教育科目」を開設している。

人はさまざまな形で教養を得ていく。教養が知識や技能を修得し行使する際に形成されていく「ものの見方」や「考え方」あるいは「価値観」の総体だとするなら、専門的な学術体系にはじめて接する大学時代こそ、学生が教養へと向かう第一歩である。またこの知識・技能を支えていく基盤となるのが、心と身体への適切な配慮、深い倫理性と感性、主体的な行動力とバランス感覚であることはいうまでもない。だが社会に目を向ければ、学生は急激な社会構造の変化、グローバル化の進展に直面し、大学においても学問や科学技術の高度な専門化、細分化に向き合っている。現代社会はさらなる資質、能力を求めている。

現代の大学生にまず求められるのは、それぞれの学問分野に特有な発想や方法の基礎を理解し、同時にさまざまな学問分野の発想や方法があることを知る、つまり一方に偏することのない広い視野を確保することである。そのためには、学生が複数の学問系を経験すること、つまりある事象に対して複数のアプローチが可能なことを知る必要がある。自分の専攻分野とは異なる分野を学び、物事を多元的な視点から見る力を養うことによって、新しい価値の創造を試みることができるからである。さらに求められるのは、大学時代に外国語運用を含めたコミュニケーション能力を十分に獲得しておくことである。グローバル化した社会では、異文化理解やその基礎となる外国語運用力はもちろんのこと、日本の伝統、文化、歴史、自然を理解することが必要となる。自らを知り、異なる文化や価値についても理解し、互いに尊重し合える人物こそが、真の意味でのコミュニケーションを行えるからである。またさらには現代社会特有の現象といえる情報過多に向き合い、その真偽を判断する能力も必須の教養となる。

こうした現代的教養を目指して開設された「全学共通教養教育科目」は、本学においては特別な意味をもっている。確かに学生はそれぞれの専門科目の履修によって専門的知見を修得していく。しかしその過程では、おのおのの専門的知見が広く人間社会において持っている意義を確認することも必要となる。そのための有効な手だては、本学の教育理念・教育目標に立ち返りながら、全学共通教養教育科目を学ぶことである。すなわちそれぞれの専門性を、諸学の基礎的な、専門横断的な立場から再認識してみることである。この意味で専門教育科目と全学共通教養教育科目は、互いに排除しあうものではなく、むしろ補完し合う関係にある。

具体的には、学生は全学に共通する教養教育科目を四年間に亘り、系統的に履修することが望ましい。体系的・段階的履修によってこそ、学生は多様な学問分野への関心を抱きながら、主体的学習を進め成長することができる。学生は各人の志向に応じて、専門教育科目と全学共通教養教育科目の両者を総合していく。それによってはじめて、それぞれが良心を手腕に運用しながら、同時に知識・技能をもって社会に貢献する人物へと成長していくのである。

3つの科目群、各科目の概要

全学共通教養教育科目の科目群と科目

全学共通教養教育科目には「科目群」と「科目」というグループ分けがあります。
「科目群」には「同志社科目群」、「キャリア形成支援科目群」、「国際教養科目群」の3つがあり、それぞれ、全学共通教養教育科目の中で「建学の精神、新島襄、キリスト教」、「自己形成、キャリア形成」、「異文化理解、外国語」に関連する科目をピックアップしてわかりやすくまとめ、体系的に履修することができるようにしたものです。
「科目」は、全学共通教養教育科目のすべての科目を特性や分野ごとに「○○科目」という名称でグループ分けしたものです。

同志社大学 全学共通教養教育科目イメージ図

2018年度 同志社大学 全学共通教養教育科目イメージ図

3つの科目群

各科目概要

同志社科目群

同志社大学で学ぶ皆さんの中には、本学の成り立ちや教育理念のひとつであるキリスト教についてほとんど学ぶことのないまま卒業する方がいるかも知れません。混迷の様相を増している現代社会において、「キリスト教的人間観から醸成される他人への優しさと、安易に人に左右されない信念と独立心を持った自治自立の人物を養成する」という本学の良心教育の精神は、きっと皆さんの将来を豊かにかつ有意義なものに導いてくれるはずです。
「同志社科目群」は、全学共通教養教育科目の中で「建学の精神」やキリスト教について学ぶ科目をピックアップしてわかりやすくまとめ、履修計画を立てやすいようにしたものです。

「同志社科目群」は以下の2つに分類されます。

基礎科目

建学の精神の基本を学ぶ入門科目

展開科目

建学の精神を詳しく学ぶ発展的な科目及び建学の精神に広く関連する科目で、キリスト教思想の根本や歴史などをより深く学ぶ科目

ぜひとも「同志社科目群」の履修を通じ新島襄先生の高遠な思想に触れていただき、そして「同志社人」としてのアイデンティティと誇りをもって巣立っていかれることを願っています。

同志社科目群一覧表

  配当
年次
科目名 単位 科目区分
基礎科目 1~ 建学の精神とキリスト教 2 同志社科目
展開科目 1~ 旧約聖書とキリスト教 2 同志社科目
新約聖書とキリスト教
1~ キリスト教の歴史1 2
キリスト教の歴史2
1〜 同志社の歴史 2
1〜 同志社の良心とダイバーシティ 2
1~ 宗教学(1) 2 人文科学系科目
宗教学(2)
  • 「同志社科目群」を履修するのに特別な申請は必要ありません。通常の手続きどおり先行登録(科目による)、科目登録等を行ってください。先行登録が必要な科目及び手続き方法については、所属する学部の登録要領で確認してください。
  • 各科目の卒業要件等、カリキュラム上の取扱いについては、所属する学部の履修要項で確認してください。

キャリア形成支援科目群

キャリアとは、狭い意味では職業生活に関することを指しますが、広い意味においては、人生の生き方そのものをいいます。
本学では、全学共通教養教育科目として「キャリア形成支援科目群」と「キャリア形成支援科目」を提供しています。
「キャリア形成支援科目群」とは、全学共通教養教育科目の中で、キャリア形成に関連する科目を体系的な履修奨励のためにピックアップしてわかりやすくまとめたものです。
「キャリア形成支援科目群」は、職業生活を中心にして、ライフプランニングから働く意識の醸成、人生観の養成まで扱う「キャリア形成支援科目」と、自分で自分の人生を設計する能力を身に付ける「プロジェクト科目」から構成されています。「キャリア形成支援科目群」の履修を通じて、人生のイメージを描き、自分で自分の人生を選んでいける自治自立の精神を身に付けていただきたいと考えています。

「キャリア形成支援科目群」は以下の2つに分類されます。

基礎科目

キャリア形成の啓発的科目で、基本的事項を学ぶ科目

展開科目

基礎科目の発展的科目で、キャリア形成に関して実践的に、もしくは深く学ぶ科目

自己発見、自己形成により充実した幸せな人生を送るため、積極的に履修していただくことを期待しています。

キャリア形成支援科目群一覧表

  配当年次 科目名 単位 科目区分
基礎科目 1~ キャリア開発と学生生活 2 キャリア形成支援科目
1~ キャリア開発の課題と方法 2
1~ 労働市場の動向とキャリア形成 2
1・2のみ インターンシップ入門 2
1~ メガトレンドを読む 2
1~ SDGsで考える社会課題とキャリア形成 2
展開科目 2~ 働くということ 2 キャリア形成支援科目
1~ キャリア形成とインターンシップ(*) 2
2~ アントレプレナーシップ論 2
2~ プロジェクト科目1 2 プロジェクト科目
プロジェクト科目2(*)
クラスにより配当年次が異なる。開講科目一覧表を参照すること。
  • 「キャリア形成支援科目群」を履修するには特別な申請は必要ありません。通常の手続きどおり先行登録(科目による)、科目登録等を行ってください。先行登録が必要な科目及び手続き方法については、所属する学部の登録要領で確認してください。
  • 各科目の卒業要件等、カリキュラム上の取扱いについては、所属する学部の履修要項で確認してください。

国際教養科目群

現代は国境を越えた多面的な交流が急速に進行するグローバル化の時代であり、豊富な知識を持って多様な価値観を互いに認め合い、異なる民族や文化に属する人々と協力しながら、未来を切り拓いていく人材が求められています。国際社会で活躍するためには、以下のような素養を身に付けることが必要であると考えます。

  1. 現在の世界の諸相を理解するための豊かな知識
  2. 積極的に異文化を理解し異文化に触れようとする姿勢
  3. 外国語による卓越したコミュニケーション能力
  4. 国際社会における諸課題の認識及び分析と解決能力
  5. 日本と世界の近現代史及び世界の諸宗教についての十分な理解力
  6. 日本の伝統・現代文化の知識と理解

本学では、以上を身に付けた実践力のある人材を育成するために、全学共通教養教育科目として「国際教養科目」を提供しています。これに加えて、国際教養に関連する科目の体系的な履修を奨励するために、1~6に関連する「外国語教育科目」と一部の「クリエイティブ・ジャパン科目」をピックアップして「国際教養科目群」として明示しています。
「国際教養科目群」は、異文化及び日本文化、世界の諸相及び諸課題を理解する科目である「国際教養科目」と一部の「クリエイティブ・ジャパン科目」、外国語運用能力・コミュニケーション能力を養成する「外国語教育科目」で構成されており、バランスよく国際感覚を身に付けることを目標にしています。「国際教養科目」「クリエイティブ・ジャパン科目」には、外国語で授業が行われる科目や、留学生とともに学ぶ科目などが含まれており、留学を疑似体験することが可能となっています。また、「外国語教育科目」には、実際に海外の大学に短期間留学し、身に付けた国際教養を実践できる科目が用意されています。
国際社会で活躍できる人材の養成は、「国際主義」を教育理念のひとつとする本学に課せられた重要な社会的使命でもあります。ぜひ、積極的に履修してください。

「国際教養科目群」は以下の4つに分類されます。

基礎科目

異文化に関する基本を学ぶ科目、「外国語教育科目」のうち留学を伴わない科目

展開科目

異文化に関して深く学ぶ科目、「ことば」や国際社会に関して深く学ぶ科目

留学関連科目

海外留学を伴う科目や受入留学生との合同授業で、外国語運用能力及び異文化理解を実践する科目

グローバル・リベラルアーツ副専攻英語開講科目

国際教養科目群一覧表

  配当
年次
科目名 単位 科目区分 備考
基礎科目 1~ 国際教養基礎論1 2 国際教養科目  
国際教養基礎論2
1~  日本近現代史 2  
1~  世界近現代史 2
1~  世界の宗教 2
  留学関連科目以外の外国語教育科目   外国語教育科目  
展開科目 1~ 比較言語文化論1 2 国際教養科目  
比較言語文化論2
1~ 地域言語文化論1 2
地域言語文化論2
1~ メタ言語文化論1 2
メタ言語文化論2
2~ ジョイント・セミナー比較文化論 4 外国人留学生と学ぶ科目。
外国語で授業を行う。
留学関連
科目
1~ 日本とアジア1 2 国際教養科目 外国人留学生と学ぶ科目。
一部のクラスは外国語で授業を行う。
日本とアジア2
1~ テュービンゲン大学科目 2 外国人留学生と学ぶ科目。
外国語で授業を行う。
2~*注3 Intercultural Studies 2 外国人留学生と学ぶ科目。
2~*注3 EUキャンパス特別講義 2  
1~ Freshman “Go Global” Program 2
1~ 日本の伝統と美 2 クリエイティブ・ジャパン科目 外国人留学生と学ぶ科目。
一部のクラスは外国語で授業を行う。
外国人留学生が履修する場合は、日本語・日本文化教育科目を履修すること。
日本の伝統と文化 2
日本の伝統と芸能 2
日本の伝統と能楽 2
日本の伝統と芸術 2
1~*注1 サマープログラム・英語A 4 外国語教育科目  
1~*注1 サマープログラム・英語B 3
1~*注1 サマープログラム・英語C 2
1~*注2 スプリングプログラム・英語A 4
1~*注2 スプリングプログラム・英語B 3
1~*注2 スプリングプログラム・英語C 2
1~*注2 スプリングプログラム・英語D 1
2~ セメスタープログラム・英語I 4
セメスタープログラム・英語II 4
2~*注1 サマープログラム・ドイツ語A 4
2~*注1 サマープログラム・ドイツ語B 3
1~*注2 スプリングプログラム・ドイツ語 3
2~*注3 セメスタープログラム・ドイツ語I 4
セメスタープログラム・ドイツ語II 4
2~*注1 サマープログラム・フランス語 4
1~*注2 スプリングプログラム・フランス語 3
2~*注1 サマープログラム・中国語B 3
1~*注2 スプリングプログラム・中国語 1
2~*注1 サマープログラム・スペイン語 4
1~*注2 スプリングプログラム・スペイン語B 3
2~*注1 サマープログラム・ロシア語 4
2~*注1 サマープログラム・コリア語 3
1~*注2 スプリングプログラム・コリア語 3
  • 注1
    サマープログラムは春学期科目だが、春学期末には成績付与されないため、再修生で9月卒業予定者は履修することができない。
  • 注2
    スプリングプログラムは秋学期科目だが、秋学期末には成績付与されないため、プログラム参加時に4年次生以上の者は履修できない。
  • 注3
    同志社大学テュービンゲンEUキャンパスで「ドイツ語・異文化理解EUキャンパスプログラム」という教育プログラムを開講している。「ドイツ語・異文化理解EUキャンパスプログラム」は「セメスタープログラム・ドイツ語I、II」、「Intercultual Studies」、「EUキャンパス特別講義」で構成され、4科目セットで登録する。
  • 「国際教養科目群」を履修するには特別な申請は必要ありません。通常の手続きどおり先行登録(科目による)、科目登録等を行ってください。先行登録が必要な科目及び手続き方法については、所属する学部の登録要領で確認してください。
  • 各科目の卒業要件等、カリキュラム上の取扱いについては、所属する学部の履修要項で確認してください。

同志社科目

全学共通教養教育科目の同志社科目群のうち、建学の精神やキリスト教について学ぶ科目を同志社科目としてグループ分けし、「建学の精神とキリスト教」「旧約聖書とキリスト教」「新約聖書とキリスト教」「キリスト教の歴史1」「キリスト教の歴史2」「同志社の歴史」「同志社の良心とダイバーシティ」などの科目を開講しています。
詳細は、 同志社科目群 を参照してください。

  • 先行登録が必要な科目については、所定の手続きが必要です。登録手続きについては、所属する学部の登録要領で確認してください。
  • 各科目の卒業要件等、カリキュラム上の取扱いについては、所属する学部の履修要項で確認してください。

キャリア形成支援科目

全学共通教養教育科目のキャリア形成支援科目群のうち、職業生活を中心にして、ライフプランニングから働く意識の醸成、人生観の養成まで扱う科目をキャリア形成支援科目としてグループ分けし、「キャリア開発と学生生活」「キャリア開発の課題と方法」「労働市場の動向とキャリア形成」「メガトレンドを読む」「SDGsで考える社会課題とキャリア形成」「インターンシップ入門」「働くということ」「キャリア形成とインターンシップ」「アントレプレナーシップ論」といった科目を開講しています。
詳細は、キャリア形成支援科目群を参照してください。

  • 先行登録が必要な科目については、所定の手続きが必要です。登録手続きについては、所属する学部の登録要領で確認してください。
  • 各科目の卒業要件等、カリキュラム上の取扱いについては、所属する学部の履修要項で確認してください。

国際教養科目

全学共通教養教育科目の国際教養科目群のうち、異文化及び日本文化、世界の諸相及び諸課題を理解する科目を国際教養科目としてグループ分けしています。外国語で授業が行われる科目や、留学生とともに学ぶ科目などが含まれており、留学を疑似体験することが可能となっています。
詳細は、国際教養科目群を参照してください。

  • 先行登録が必要な科目については、所定の手続きが必要です。登録手続きについては、所属する学部の登録要領で確認してください。
  • 各科目の卒業要件等、カリキュラム上の取扱いについては、所属する学部の履修要項で確認してください。

クリエイティブ・ジャパン科目

「クリエイティブ・ジャパン科目」授業風景

「クリエイティブ・ジャパン科目」は、伝統、文化、芸術への高い関心を育み、「感性価値」の創造と受容の基礎となる力を身に付けて、創造力を涵養することを目的としています。「日本文化の魅力とは何か」「グローバルに受容される価値とは何か」について考察し、「京都から日本全国、そして世界へ」と広がる視野を養ってもらいたいと考えています。
実践知を扱うため、必要に応じて、ゲスト・スピーカーを招聘して授業を行い、少人数クラスを設けます。
「クリエイティブ・ジャパン科目」は、次の科目で構成されています。

京都科目

京都は、日本の中で、伝統、文化をはじめとした文化資本とハイテク産業の集積が最も進んだ都市です。そこにある豊かな素材を活用する「京都科目」は、京都の伝統、文化の真髄と普遍的価値、美意識や感性、精神性を理解するとともに、それらが受容性に優れ、広く異質なものを受け入れてきたことを理解することを目的としています。「京都科目」では、「京都」を題材とした学びを通じ、日本各地の伝統、文化への汎用的理解力を養います。

クールジャパン科目

「クールジャパン科目」は、「クールジャパン」として世界が注目するコンテンツ、映画、ファッション、音楽、ゲームソフトなどを内容とする科目です。「他文化圏で受容されている現代日本文化の価値」について考察し、新たな文化の創造、文化による産業創出、海外への発信力の強化なども扱います。

クリエイティブ・ジャパン科目

「クリエイティブ・ジャパン科目」では、伝統、文化、芸術を産業振興、新産業の創出、まちづくり、地域コミュニティの再生など、社会のさまざまな分野で活用し、幅広い分野に波及させていくことで、日本社会のクリエイティビティを高めるための方法を思考し、文化による日本のブランディングについて考察します。

外国人留学生とともに学ぶ科目

日本の伝統、文化を内容とし、外国人留学生とともに学ぶ科目、外国語で授業を行う科目を開講しています。

  • 先行登録が必要な科目については、所定の手続きが必要です。登録手続きについては、所属する学部の登録要領で確認してください。
  • 各科目の卒業要件等、カリキュラム上の取扱いについては、所属する学部の履修要項で確認してください。

人文科学系科目、社会科学系科目、自然・人間科学系科目

「人文科学系科目」、「社会科学系科目」、「自然・人間科学系科目」は、専門科目と相互に関連しながら学生の知識と徳性を助成して、人間形成を達成するために設置されています。
人類の主要な学問的知識の諸領域について、知の体系を総合的に学び、人間、社会及び自然について理解することは、専門分野での創意に富む研究力を修得するために、また人間としての自己形成を達成するためにどの専門分野に進む学生にとっても欠くことのできないことです。

  • 先行登録が必要な科目については、所定の手続きが必要です。登録手続きについては、所属する学部の登録要領で確認してください。
  • 各科目の卒業要件等、カリキュラム上の取扱いについては、所属する学部の履修要項で確認してください。

複合領域科目

現代社会が抱える現実の課題は非常に複雑で、その中には多岐にわたる問題が複合的に重なって存在しています。これらに対処するためには、ひとつの学問分野を切り口としたアプローチでは不十分であり、いくつかの学問分野にまたがる問題に対処する能力を育成することが重要です。
「複合領域科目」では、複数の学問分野に関連する特定のテーマについて、多方面から異なった専門分野の研究者が論じることによって、総合的かつ具体的な問題提供が可能となっており、それらの問題について学際的な視点で学ぶことができる科目です。

  • 先行登録が必要な科目については、所定の手続きが必要です。登録手続きについては、所属する学部の登録要領で確認してください。
  • 各科目の卒業要件等、カリキュラム上の取扱いについては、所属する学部の履修要項で確認してください。

プロジェクト科目

「プロジェクト科目」は、教員が知識を伝授する座学の講義スタイルとは異なり、学生自らが構想・計画をし、ディスカッションを重ねながら、行動するという、実践型・参加型スタイルの授業です。企業や地域社会の方々から提案されたテーマをもとに、現場の生きた知恵や技術、そしてマネジメント・サイクルを学び、プロジェクトの立ち上げから完成までの一連のプロセスに主体的に関わりながら、実践的な問題発見・解決能力―社会を生き抜く力―を身に付けます。この科目は、現場の第一線で働く社会経験豊かな方々と本学の専任教員によって運営されるのが特長です。
なお、この科目は学外での活動も多く想定されますので、通常の科目とは違い、時間割や活動場所などいろいろな制約があります。しかし、この科目で培われたスキルは、今後かけがえのない財産となるはずです。

ホームページ プロジェクト科目(オリジナルサイト)
  • 先行登録が必要な科目となりますので、所定の手続きが必要です。登録手続きや開講される科目の情報については、所属する学部の登録要領やシラバスで確認してください。
  • 卒業要件等、カリキュラム上の取扱いについては、所属する学部の履修要項で確認してください。

外国語教育科目

同志社大学は、教育理念のひとつとして「国際主義」を掲げています。高度な外国語運用能力や、外国の文化や社会に対する柔軟な理解力の養成は、本学の使命でもあります。外国語によるコミュニケーション能力を身に付けること、外国語学習を通して異文化理解力を深めることを目的として、英語、及びドイツ語、フランス語、中国語、スペイン語、ロシア語、コリア語の7カ国語について、4年間の段階的、体系的カリキュラムを提供しています。また、兼修外国語としてイタリア語も提供しています。外国語を学び、その言語の背景となる文化への理解を深め、コミュニケーション能力を養うことにより、多様な人々の営み、世界観や価値観に触れてみてください。そしてさらに、国際社会で活躍するための高度な語学力、専門分野に役立つような国際的視野の獲得に努めてください。「ことば」の学習をきっかけとしたさまざまな言語体験を通じて、皆さんが豊かな世界観を形成することを期待します。

  • 先行登録が必要な科目については、所定の手続きが必要です。登録手続きについては、所属する学部の登録要領で確認してください。
  • 各科目の卒業要件等、カリキュラム上の取扱いについては、所属する学部の履修要項で確認してください。

保健体育科目

人生にとって心身の健康は、なくてはならないものです。人間が現代社会を豊かに生き抜くためには、健康や体力の維持・増進が求められます。そのためには、スポーツを通じて身体を動かす機会を持ち、そこから健康・体力に関する知識と管理方法を修得することが必要です。
保健体育科目のカリキュラムは、「講義科目」、「実技科目」の2部門から構成されており、「講義」と「実技」の両面から最新のスポーツ・サイエンスを学ぶことができます。
現代人にとって、健康のあり方について、講義を通じて理論的に学習することは、人生にとって大いに価値のあることです。また、実技科目である「スポーツ・パフォーマンス1」では、充実した体育施設の中で正確なスポーツ技術を学ぶことができ、安全にスポーツをする姿勢を身に付けながら、体力を向上させる方策を学修することができます。

  • 先行登録が必要な科目については、所定の手続きが必要です。登録手続きについては、所属する学部の登録要領で確認してください。
  • 各科目の卒業要件等、カリキュラム上の取扱いについては、所属する学部の履修要項で確認してください。

全学共通教養教育科目の履修について

「全学共通教養教育科目」はそれぞれが自分の興味関心に応じた履修計画を立て、その上で登録履修するものです。この点がそれぞれの学部の専門科目と異なる点です。「それならなんでも自由に選んでいいのだ」と考える人がいるかもしれません。しかし、それでは皆さんの教養がばらばらで、統一性のないものになってしまいませんか。
まずは、自分独自の履修計画を立ててみてください。それには次の5つの観点が大事です。

  1. 1)
    建学の精神、キリスト教、宗教全般について考えてみよう!
  2. 2)
    自分の専攻分野とは異なる分野を学んで、物事を多元的に見られるようにしよう!
  3. 3)
    論理的思考力、コミュニケーション力をしっかり鍛えよう!
  4. 4)
    4年間を通じて学ぶつもりで、バランスよく配置してみよう!
  5. 5)
    総まとめに、自分の専攻分野について、その社会的な意味を考えてみよう!

全学共通教養教育カリキュラム・ポリシー 2024-2022年度生

  • 同志社大学の建学の精神である「良心教育」をさらに発展させることを目的として、「キリスト教主義」、「自由主義(自治自立の精神)」、「国際主義」という3つの教育理念に基づき、良心を手腕に知識・能力を運用し、社会に貢献する人物を育成するために、全学共通教養教育科目として「同志社科目」「キャリア形成支援科目」「プロジェクト科目」「国際教養科目」「外国語教育科目」「クリエイティブ・ジャパン科目」「人文科学系科目」「社会科学系科目」「自然・人間科学系科目」「複合領域科目」「保健体育科目」の11科目区分を設置する。さらに、学生が体系性と順次性を自覚しながら、それぞれの教育内容を効果的に履修できるよう、「同志社科目群」「キャリア形成支援科目群」「国際教養科目群」を設ける。卒業要件における履修単位数あるいは必修科目等については、各学部のカリキュラム・ポリシーに従って別途定められる。
  • 「良心と進取の気性に溢れ、グローバル化する世界で新たな価値を創造できる人物」を養成することを目的として、「グローバル・リベラルアーツ副専攻」を設置する。「グローバル・リベラルアーツ副専攻」では、少人数クラス編成により、留学生とともに英語で学ぶ対話型授業を前提とした科目を中心とする「グローバル・リベラルアーツ副専攻英語開講科目」と、キリスト教について理解を深める科目など全学共通教養教育科目を幅広く履修する。また、別に定めるいずれかの試験を本学入学以降に受験し、TOEFL iBT®テスト79相当以上のスコアを得ることを求める。
  • 文理を問わず、デジタル社会の基礎知識である「数理・データサイエンス・AI」に関する知識・技能を身に付け、各自の専門分野での学修や社会生活においてこれらを道具として活用し、新たな価値を創造できる人物の養成を目的として、「同志社データサイエンス・AI教育プログラム(DDASH)」を設置する。
    「同志社データサイエンス・AI教育プログラム(リテラシーレベル)」においては、「データを読む、説明する、扱う」といった基本スキルを身に付けるとともに、社会の変化、社会におけるデータ・AIの活用領域と利活用例、利活用におけるさまざまな留意事項を理解できるように、プログラムが構成されている。
    「同志社データサイエンス・AI教育プログラム(応用基礎レベル)」においては、リテラシーレベルの教育を補完的・発展的に学ぶことで、データから意味を抽出し、現場にフィードバックする能力や、AIを活用し課題解決につながる基礎能力を修得し、自らの専門分野に数理・データサイエンス・AIを応用するための大局的な視点を獲得できるように、プログラムが構成されている。
    「データサイエンス・AI副専攻」は、応用基礎レベルの学びに加えて、各学部で開講している学部専門科目を選択科目とすることも可能としており、学部の専門性を活かせる学びのプログラムとなっている。エキスパートレベルである専門家への学びに、よりスムーズにつなげられるように、プログラムが構成されている。
  • 「同志社科目」は、長い歴史と豊かな伝統を有する本学に関する総合的理解を基礎としながら、キリスト教的倫理観・人間観・価値体系への理解を深めることを到達目標とし、講義に行事参加などを随時組み合わせた科目によって構成されている。
  • 「同志社科目群」は、「同志社科目」と「宗教学(1)」「宗教学(2)」で構成され、建学の精神である「良心教育」の基礎を学ぶ「基礎科目」と、「キリスト教主義」に対する理解を深める「展開科目」に分類される。
  • 「キャリア形成支援科目」は、社会的自立及び職業的自立に向け、社会に貢献する意識を育むことを到達目標とし、産業界など広く社会からゲスト・スピーカーを迎えて行う講義、あるいは国内・海外のインターンシップを実施する科目によって構成されている。
  • 「プロジェクト科目」は、多様なテーマと講師を幅広く公募することで、社会の教育力を大学教育に導入した社会連携型のPBL(Project-based Learning)であり、社会的自立を実現するために不可欠な主体性を涵養し、プロジェクト活動をとおして、目まぐるしく変化する情況に対応して適切に課題を設定し、解決できる思考力、洞察力、対話力、実行力等を身に付けることを到達目標とする。
  • 「キャリア形成支援科目群」は、「キャリア形成支援科目」と「プロジェクト科目」で構成され、キャリア形成の基本的事項を学び、大学での主体的な学修意識を涵養する「基礎科目」と、キャリア形成について実践的に学ぶ「展開科目」に分類される。
  • 「国際教養科目」は、「国際主義」の具体的実現を目指して、自国文化と異文化を相対化して理解する姿勢を身に付けることを到達目標とし、講義形式の科目、あるいは少人数クラス編成で受入留学生とともに学ぶことを前提とした演習形式の科目、海外フィールドワーク科目によって構成されている。多数の科目を外国語で行う。
  • 「外国語教育科目」は、「国際主義」の具体的実現を目指して、グローバル社会で求められる外国語運用能力を身に付け、外国の文化・社会の特質と多様性について理解することを到達目標とする。「外国語教育科目」は、大学入学までに基礎を学修してきた英語の中級レベルから上級レベルまでの科目と、大学入学後に初めて学修する初修外国語(ドイツ語、フランス語、中国語、スペイン語、ロシア語、コリア語)の初級レベルから上級レベルまでの科目から編成されており、英語と初修外国語それぞれの教育課程の体系性と順次性に留意して設置された科目を、学生は個々の関心と習熟度に合わせて履修する。
    • 英語では、1年次で英語学習の基盤づくりを目的とした科目を履修し、2年次で分野(文系・理系)を横断して共通に求められる英語力と各領域(人文・社会・理工)で求められる英語力への基盤づくりを目的とした科目を履修することにより、英語で専門領域を学ぶための基盤を形成する。
      学生の関心や目標に応じ、1年次から4年次にかけて、留学に必要な力を身に付けることを目的とした科目、職業として使う領域で求められる英語力を育成する科目、学術的な領域で求められる英語力を育成する科目を履修することができる。
    • 初修外国語(ドイツ語、フランス語、中国語、スペイン語、ロシア語、コリア語)では、1年次で外国語の基礎を身に付けることを目的とした科目を履修し、2年次では4技能についてバランスの取れた運用能力の向上をはかるとともに、言語の背景にある文化事象に関心を広げることを目的とした科目を履修する。
      留学や研究における使用に備えるなど、学生の関心や目標に応じ、1年次から4年次にかけて、実践的な外国語運用能力を向上させると同時に、文化的理解を深めることを目的とした科目、あるいは会話表現の習得を目的とする科目を履修することができる。
    • 英語、初修外国語ともに、海外提携校での集中的な語学研修に主体的に参加することをとおして、グローバル社会で求められる外国語運用能力を身に付けるとともに、外国の文化・社会の特質と多様性への理解を体験的に深めることを目的とした海外語学研修プログラム科目を履修することができる。
    • なお、兼修外国語として、上記の初修外国語とは別に、イタリア語の初級レベルから中級レベルまでを学ぶ科目を履修することができる。
  • 「クリエイティブ・ジャパン科目」は、講義または演習をとおして、伝統、文化、芸術への高い関心を育み、「感性価値」の創造と受容の基礎となる力を身に付けることを到達目標とする。実践知を扱うため、必要に応じてゲスト・スピーカーを招聘する。少人数クラス編成で受入留学生とともに学ぶ科目、外国語で授業を行う科目も含む。
  • 「国際教養科目群」は、「国際教養科目」「外国語教育科目」、及び「クリエイティブ・ジャパン科目」の一部で構成され、「基礎科目」「展開科目」「留学関連科目」「グローバル・リベラルアーツ副専攻英語開講科目」に分類される。「基礎科目」は異文化に関する基本を学ぶ「国際教養科目」と、海外語学研修プログラム科目以外の「外国語教育科目」、「展開科目」は異文化に関して深く学ぶ「国際教養科目」、「留学関連科目」は受入留学生とともに学ぶ「国際教養科目」「クリエイティブ・ジャパン科目」と海外語学研修プログラム科目により構成される。「グローバル・リベラルアーツ副専攻英語開講科目」は、人文科学、社会科学、自然科学にわたる幅広い学問分野の科目と日本の伝統・文化に関する科目で構成され、英語で授業を行う。少人数クラス編成により留学生とともに学ぶことを前提とする科目は、グループワーク、ディスカッション中心の対話型授業を行うことで、柔軟な思考力と、多様な文化的背景や価値観を持つ人々と協働する力を身に付けることを目的とする。海外フィールドワーク科目は、海外研修をとおして、グローバル社会が直面する課題への理解を深めることを目的とする。
  • 「人文科学系科目」は、「自由主義(自治自立の精神)」の具体的実現を目指し、講義をとおして、人文科学系学問の思考と方法論を学ぶことにより、批判的・科学的思考力をもって、自ら問題を発見、解決できる力を身に付けることを到達目標とする。
  • 「社会科学系科目」は、「自由主義(自治自立の精神)」の具体的実現を目指し、講義をとおして、社会科学系学問の思考と方法論を学ぶことにより、批判的・科学的思考力をもって、自ら問題を発見、解決できる力を身に付けることを到達目標とする。
  • 「自然・人間科学系科目」は、「自由主義(自治自立の精神)」の具体的実現を目指し、講義をとおして、自然・人間科学系学問の思考と方法論を学ぶことにより、批判的・科学的思考力をもって、自ら問題を発見、解決できる力を身に付けることを到達目標とする。
  • 「複合領域科目」は、講義をとおして、既成の学問を超えて現代社会の課題を発見し、その解決策を主体的に考えることによって、学際的視野と創造的な知的指向性を育成することを到達目標とする。
  • 「保健体育科目」は、実習及び講義をとおして、スポーツと健康に関して体験的かつ科学的に理解することの重要性を学ぶことによって、知・徳・体すべてにわたる豊かな人間性を涵養することを到達目標とする。

全学共通教養教育カリキュラム・ポリシー 2021-2018年度生

  • 同志社大学の建学の精神である「良心教育」をさらに発展させることを目的として、「キリスト教主義」、「自由主義(自治自立の精神)」、「国際主義」という3つの教育理念に基づき、良心を手腕に知識・能力を運用し、社会に貢献する人物を育成するために、全学共通教養教育科目として「同志社科目」「キャリア形成支援科目」「プロジェクト科目」「国際教養科目」「外国語教育科目」「クリエイティブ・ジャパン科目」「人文科学系科目」「社会科学系科目」「自然・人間科学系科目」「複合領域科目」「保健体育科目」の11科目区分を設置する。さらに、学生が体系性と順次性を自覚しながら、それぞれの教育内容を効果的に履修できるよう、「同志社科目群」「キャリア形成支援科目群」「国際教養科目群」を設ける。卒業要件における履修単位数あるいは必修科目等については、各学部のカリキュラム・ポリシーに従って別途定められる。
  • 「良心と進取の気性に溢れ、グローバル化する世界で新たな価値を創造できる人物」を養成することを目的として、「グローバル・リベラルアーツ副専攻」を設置する。「グローバル・リベラルアーツ副専攻」では、少人数クラス編成により、留学生とともに英語で学ぶ対話型授業を前提とした科目を中心とする「グローバル・リベラルアーツ副専攻英語開講科目」と、キリスト教について理解を深める科目など全学共通教養教育科目を幅広く履修する。また、別に定めるいずれかの試験を本学入学以降に受験し、TOEFL iBT®テスト79相当以上のスコアを得ることを求める。
  • 文理を問わず、デジタル社会の基礎知識である「数理・データサイエンス・AI」に関する知識・技能を身に付け、各自の専門分野での学修や社会生活においてこれらを道具として活用し、新たな価値を創造できる人物の養成を目的として、「同志社データサイエンス・AI教育プログラム(DDASH)」を設置する。
    「同志社データサイエンス・AI教育プログラム(リテラシーレベル)」においては、「データを読む、説明する、扱う」といった基本スキルを身に付けるとともに、社会の変化、社会におけるデータ・AIの活用領域と利活用例、利活用におけるさまざまな留意事項を理解できるように、プログラムが構成されている。
    「同志社データサイエンス・AI教育プログラム(応用基礎レベル)」においては、リテラシーレベルの教育を補完的・発展的に学ぶことで、データから意味を抽出し、現場にフィードバックする能力や、AIを活用し課題解決につながる基礎能力を修得し、自らの専門分野に数理・データサイエンス・AIを応用するための大局的な視点を獲得できるように、プログラムが構成されている。
  • 「同志社科目」は、長い歴史と豊かな伝統を有する本学に関する総合的理解を基礎としながら、キリスト教的倫理観・人間観・価値体系への理解を深めることを到達目標とし、講義に行事参加などを随時組み合わせた科目によって構成されている。(主体性・多様性・協働性)
  • 「同志社科目群」は、「同志社科目」と「宗教学(1)」「宗教学(2)」で構成され、建学の精神である「良心教育」の基礎を学ぶ「基礎科目」と、「キリスト教主義」に対する理解を深める「展開科目」に分類される。
  • 「キャリア形成支援科目」は、社会的自立及び職業的自立に向け、社会に貢献する意識を育むことを到達目標とし、産業界など広く社会からゲスト・スピーカーを迎えて行う講義、あるいは国内・海外のインターンシップを実施する科目によって構成されている。(主体性・多様性・協働性)
  • 「プロジェクト科目」は、多様なテーマと講師を幅広く公募することで、社会の教育力を大学教育に導入した社会連携型のPBL(Project-based Learning)であり、社会的自立を実現するために不可欠な主体性を涵養し、プロジェクト活動をとおして、目まぐるしく変化する情況に対応して適切に課題を設定し、解決できる思考力、洞察力、対話力、実行力等を身に付けることを到達目標とする。(主体性・多様性・協働性)
  • 「キャリア形成支援科目群」は、「キャリア形成支援科目」と「プロジェクト科目」で構成され、キャリア形成の基本的事項を学び、大学での主体的な学修意識を涵養する「基礎科目」と、キャリア形成について実践的に学ぶ「展開科目」に分類される。
  • 「国際教養科目」は、「国際主義」の具体的実現を目指して、自国文化と異文化を相対化して理解する姿勢を身に付けることを到達目標とし、講義形式の科目、あるいは少人数クラス編成で受入留学生とともに学ぶことを前提とした演習形式の科目、海外フィールドワーク科目によって構成されている。多数の科目を外国語で行う。(主体性・多様性・協働性)
  • 「外国語教育科目」は、「国際主義」の具体的実現を目指して、グローバル社会で求められる外国語運用能力を身に付け、外国の文化・社会の特質と多様性について理解することを到達目標とする。「外国語教育科目」は、大学入学までに基礎を学修してきた英語の中級レベルから上級レベルまでの科目と、大学入学後に初めて学修する初修外国語(ドイツ語、フランス語、中国語、スペイン語、ロシア語、コリア語)の初級レベルから上級レベルまでの科目から編成されており、英語と初修外国語それぞれの教育課程の体系性と順次性に留意して設置された科目を、学生は個々の関心と習熟度に合わせて履修する。
    • 英語では、1・2年次でリーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4技能をバランスよく身に付けることを目的とした科目を履修し、2年次ではこれに加え、英語圏の文化・思想・社会などを深く理解することを目的とした科目を履修する。(知識・技能)
      高い英語習熟度を有する者は、1年次から4年次にかけて、より高度な英語運用能力を養成し、留学や大学院進学に必要な力を身に付けることを目的とした科目、実務英語の習得を目的とした科目、あるいは文献読解能力の向上を目的とした科目を履修することができる。(思考力・判断力・表現力)
    • 初修外国語(ドイツ語、フランス語、中国語、スペイン語、ロシア語、コリア語)では、1年次で外国語の基礎を身に付けることを目的とした科目を履修し、2年次では4技能についてバランスの取れた運用能力の向上をはかるとともに、言語の背景にある文化事象に関心を広げることを目的とした科目を履修する。(知識・技能)
      留学や研究における使用に備えるなど、学生の関心や目標に応じ、1年次から4年次にかけて、実践的な外国語運用能力を向上させると同時に、文化的理解を深めることを目的とした科目、あるいは会話表現の習得を目的とする科目を履修することができる。(思考力・判断力・表現力)
    • 英語、初修外国語ともに、海外提携校での集中的な語学研修に主体的に参加することをとおして、グローバル社会で求められる外国語運用能力を身に付けるとともに、外国の文化・社会の特質と多様性への理解を体験的に深めることを目的とした海外語学研修プログラム科目を履修することができる。(主体性・多様性・協働性)
    • なお、兼修外国語として、上記の初修外国語とは別に、イタリア語の初級レベルから中級レベルまでを学ぶ科目を履修することができる。
  • ■ 「クリエイティブ・ジャパン科目」は、講義または演習をとおして、伝統、文化、芸術への高い関心を育み、「感性価値」の創造と受容の基礎となる力を身に付けることを到達目標とする。実践知を扱うため、必要に応じてゲスト・スピーカーを招聘する。少人数クラス編成で受入留学生とともに学ぶ科目、外国語で授業を行う科目も含む。(思考力・判断力・表現力)(主体性・多様性・協働性)
  • ■ 「国際教養科目群」は、「国際教養科目」「外国語教育科目」、及び「クリエイティブ・ジャパン科目」の一部で構成され、「基礎科目」「展開科目」「留学関連科目」「グローバル・リベラルアーツ副専攻英語開講科目」に分類される。「基礎科目」は異文化に関する基本を学ぶ「国際教養科目」と、海外語学研修プログラム科目以外の「外国語教育科目」、「展開科目」は異文化に関して深く学ぶ「国際教養科目」、「留学関連科目」は受入留学生とともに学ぶ「国際教養科目」「クリエイティブ・ジャパン科目」と海外語学研修プログラム科目により構成される。「グローバル・リベラルアーツ副専攻英語開講科目」は、人文科学、社会科学、自然科学にわたる幅広い学問分野の科目と日本の伝統・文化に関する科目で構成され、英語で授業を行う。少人数クラス編成により留学生とともに学ぶことを前提とする科目は、グループワーク、ディスカッション中心の対話型授業を行うことで、柔軟な思考力と、多様な文化的背景や価値観を持つ人々と協働する力を身に付けることを目的とする。海外フィールドワーク科目は、海外研修をとおして、グローバル社会が直面する課題への理解を深めることを目的とする。
  • 「人文科学系科目」は、「自由主義(自治自立の精神)」の具体的実現を目指し、講義をとおして、人文科学系学問の思考と方法論を学ぶことにより、批判的・科学的思考力をもって、自ら問題を発見、解決できる力を身に付けることを到達目標とする。(思考力・判断力・表現力)
  • 「社会科学系科目」は、「自由主義(自治自立の精神)」の具体的実現を目指し、講義をとおして、社会科学系学問の思考と方法論を学ぶことにより、批判的・科学的思考力をもって、自ら問題を発見、解決できる力を身に付けることを到達目標とする。(思考力・判断力・表現力)
  • 「自然・人間科学系科目」は、「自由主義(自治自立の精神)」の具体的実現を目指し、講義をとおして、自然・人間科学系学問の思考と方法論を学ぶことにより、批判的・科学的思考力をもって、自ら問題を発見、解決できる力を身に付けることを到達目標とする。(思考力・判断力・表現力)
  • 「複合領域科目」は、講義をとおして、既成の学問を超えて現代社会の課題を発見し、その解決策を主体的に考えることによって、学際的視野と創造的な知的指向性を育成することを到達目標とする。(主体性・多様性・協働性)
  • 「保健体育科目」は、実習及び講義をとおして、スポーツと健康に関して体験的かつ科学的に理解することの重要性を学ぶことによって、知・徳・体すべてにわたる豊かな人間性を涵養することを到達目標とする。(主体性・多様性・協働性)

全学共通教養教育カリキュラム・ポリシー 2017・2016年度生

  • 同志社大学の建学の精神である「良心教育」をさらに発展させることを目的として、「キリスト教主義」、「自由主義(自治自立の精神)」、「国際主義」という3つの教育理念に基づき、良心を手腕に知識・能力を運用し、社会に貢献する人物を育成するために、全学共通教養教育科目として「同志社科目」「キャリア形成支援科目」「プロジェクト科目」「国際教養科目」「外国語教育科目」「人文科学系科目」「社会科学系科目」「自然・人間科学系科目」「先端・複合領域科目」「保健体育科目」の10科目区分を設置する。さらに、学生が体系性と順次性を自覚しながら、それぞれの教育内容を効果的に履修できるよう、「同志社科目群」「キャリア形成支援科目群」「国際教養科目群」を設ける。卒業要件における履修単位数あるいは必修科目等については、各学部のカリキュラム・ポリシーに従って別途定められる。
  • 「良心と進取の気性に溢れ、グローバル化する世界で新たな価値を創造できる人物」を養成することを目的として、「グローバル・リベラルアーツ副専攻」を設置する。「グローバル・リベラルアーツ副専攻」では、少人数クラス編成により、留学生とともに英語で学ぶ対話型授業を前提とした科目を中心とする「グローバル・リベラルアーツ副専攻英語開講科目」と、キリスト教について理解を深める科目など全学共通教養教育科目を幅広く履修する。また、別に定めるいずれかの試験を本学入学以降に受験し、TOEFL iBT®テスト79相当以上のスコアを得ることを求める。
  • 文理を問わず、デジタル社会の基礎知識である「数理・データサイエンス・AI」に関する知識・技能を身に付け、各自の専門分野での学修や社会生活においてこれらを道具として活用し、新たな価値を創造できる人物の養成を目的として、「同志社データサイエンス・AI教育プログラム(DDASH)」を設置する。
    「同志社データサイエンス・AI教育プログラム(リテラシーレベル)」においては、「データを読む、説明する、扱う」といった基本スキルを身に付けるとともに、社会の変化、社会におけるデータ・AIの活用領域と利活用例、利活用におけるさまざまな留意事項を理解できるように、プログラムが構成されている。
    「同志社データサイエンス・AI教育プログラム(応用基礎レベル)」においては、リテラシーレベルの教育を補完的・発展的に学ぶことで、データから意味を抽出し、現場にフィードバックする能力や、AIを活用し課題解決につながる基礎能力を修得し、自らの専門分野に数理・データサイエンス・AIを応用するための大局的な視点を獲得できるように、プログラムが構成されている。
  • 「同志社科目」は、長い歴史と豊かな伝統を有する本学に関する総合的理解を基礎としながら、キリスト教的倫理観・人間観・価値体系への理解を深めることを到達目標とし、講義に行事参加などを随時組み合わせた科目によって構成されている。(主体性・多様性・協働性)
  • 「同志社科目群」は、「同志社科目」と「宗教学(1)」「宗教学(2)」で構成され、建学の精神である「良心教育」の基礎を学ぶ「基礎科目」と、「キリスト教主義」に対する理解を深める「展開科目」に分類される。
  • 「キャリア形成支援科目」は、社会的自立及び職業的自立に向け、社会に貢献する意識を育むことを到達目標とし、産業界など広く社会からゲスト・スピーカーを迎えて行う講義、あるいは国内・海外のインターンシップを実施する科目によって構成されている。(主体性・多様性・協働性)
  • 「プロジェクト科目」は、多様なテーマと講師を幅広く公募することで、社会の教育力を大学教育に導入した社会連携型のPBL(Project-based Learning)であり、社会的自立を実現するために不可欠な主体性を涵養し、プロジェクト活動を通して、目まぐるしく変化する情況に対応して適切に課題を設定し、解決できる思考力、洞察力、対話力、実行力等を身につけることを到達目標とする。(主体性・多様性・協働性)
  • 「キャリア形成支援科目群」は、「キャリア形成支援科目」と「プロジェクト科目」で構成され、キャリア形成の基本的事項を学び、大学での主体的な学修意識を涵養する「基礎科目」と、キャリア形成について実践的に学ぶ「展開科目」に分類される。
  • 「国際教養科目」は、「国際主義」の具体的実現を目指して、自国文化と異文化を相対化して理解する姿勢を身に付けることを到達目標とし、講義形式の科目、あるいは少人数クラス編成で受入留学生とともに学ぶことを前提とした演習形式の科目、海外フィールドワーク科目によって構成されている。多数の科目を外国語で行う。(主体性・多様性・協働性)
  • 「外国語教育科目」は、「国際主義」の具体的実現を目指して、グローバル社会で求められる外国語運用能力を身に付け、外国の文化・社会の特質と多様性について理解することを到達目標とする。「外国語教育科目」は、大学入学までに基礎を学修してきた英語の中級レベルから上級レベルまでの科目と、大学入学後に初めて学修する初修外国語(ドイツ語、フランス語、中国語、スペイン語、ロシア語、コリア語)の初級レベルから上級レベルまでの科目から編成されており、英語と初修外国語それぞれの教育課程の体系性と順次性に留意して設置された科目を、学生は個々の関心と習熟度に合わせて履修する。
    • 英語では、1・2年次でリーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4技能をバランスよく身に付けることを目的とした科目を履修し、2年次ではこれに加え、英語圏の文化・思想・社会などを深く理解することを目的とした科目を履修する。(知識・技能)
      高い英語習熟度を有する者は、1年次から4年次にかけて、より高度な英語運用能力を養成し、留学や大学院進学に必要な力を身に付けることを目的とした科目、実務英語の習得を目的とした科目、あるいは文献読解能力の向上を目的とした科目を履修することができる。(思考力・判断力・表現力)
    • 初修外国語(ドイツ語、フランス語、中国語、スペイン語、ロシア語、コリア語)では、1年次で外国語の基礎を身に付けることを目的とした科目を履修し、2年次では4技能についてバランスの取れた運用能力の向上をはかるとともに、言語の背景にある文化事象に関心を広げることを目的とした科目を履修する。(知識・技能)
      留学や研究における使用に備えるなど、学生の関心や目標に応じ、1年次から4年次にかけて、実践的な外国語運用能力を向上させると同時に、文化的理解を深めることを目的とした科目、あるいは会話表現の習得を目的とする科目を履修することができる。(思考力・判断力・表現力)
    • 英語、初修外国語ともに、海外提携校での集中的な語学研修に主体的に参加することをとおして、グローバル社会で求められる外国語運用能力を身に付けるとともに、外国の文化・社会の特質と多様性への理解を体験的に深めることを目的とした海外語学研修プログラム科目を履修することができる。(主体性・多様性・協働性)
    • なお、兼修外国語として、上記の初修外国語とは別に、イタリア語の初級レベルから中級レベルまでを学ぶ科目を履修することができる。
  • 「国際教養科目群」は、「国際教養科目」と「外国語教育科目」で構成され、「基礎科目」「展開科目」「留学関連科目」「グローバル・リベラルアーツ副専攻英語開講科目」に分類される。「基礎科目」は異文化に関する基本を学ぶ「国際教養科目」と、海外語学研修プログラム科目以外の「外国語教育科目」、「展開科目」は異文化に関して深く学ぶ「国際教養科目」、「留学関連科目」は受入留学生とともに学ぶ「国際教養科目」と海外語学研修プログラム科目により構成される。「グローバル・リベラルアーツ副専攻英語開講科目」は、人文科学、社会科学、自然科学にわたる幅広い学問分野の科目と日本の伝統・文化に関する科目で構成され、英語で授業を行う。少人数クラス編成により留学生とともに学ぶことを前提とする科目は、グループワーク、ディスカッション中心の対話型授業を行うことで、柔軟な思考力と、多様な文化的背景や価値観を持つ人々と協働する力を身に付けることを目的とする。海外フィールドワーク科目は、海外研修をとおして、グローバル社会が直面する課題への理解を深めることを目的とする。
  • 「人文科学系科目」は、「自由主義(自治自立の精神)」の具体的実現を目指し、講義をとおして、人文科学系学問の思考と方法論を学ぶことにより、批判的・科学的思考力をもって、自ら問題を発見、解決できる力を身に付けることを到達目標とする。(思考力・判断力・表現力)
  • 「社会科学系科目」は、「自由主義(自治自立の精神)」の具体的実現を目指し、講義をとおして、社会科学系学問の思考と方法論を学ぶことにより、批判的・科学的思考力をもって、自ら問題を発見、解決できる力を身に付けることを到達目標とする。(思考力・判断力・表現力)
  • 「自然・人間科学系科目」は、「自由主義(自治自立の精神)」の具体的実現を目指し、講義をとおして、自然・人間科学系学問の思考と方法論を学ぶことにより、批判的・科学的思考力をもって、自ら問題を発見、解決できる力を身に付けることを到達目標とする。(思考力・判断力・表現力)
  • 「先端・複合領域科目」のうち「先端領域科目」は、講義をとおして、現代の科学技術および人文社会分野の最先端を行く研究の知識を獲得し、方法論を学ぶことによって、先進性を追及する学問的態度と独創性を重んじる知的指向性を育成することを到達目標とする。「複合領域科目」は、講義をとおして、既成の学問を超えて現代社会の課題を発見し、その解決策を主体的に考えることによって、学際的視野と創造的な知的指向性を育成することを到達目標とする。(主体性・多様性・協働性)
  • 「保健体育科目」は、実習及び講義をとおして、スポーツと健康に関して体験的かつ科学的に理解することの重要性を学ぶことによって、知・徳・体すべてにわたる豊かな人間性を涵養することを到達目標とする。(主体性・多様性・協働性)

全学共通教養教育カリキュラム・ポリシー 2015-2013年度生

  • 同志社大学の建学の精神である「良心教育」をさらに発展させることを目的として、「キリスト教主義」、「自由主義(自治自立の精神)」、「国際主義」という3つの教育理念に基づき、知・徳・体すべてにわたる豊かな人間性と21世紀型市民にふさわしい幅広い教養を有する人物を育成するために、「同志社科目」、「キャリア形成支援科目」、「プロジェクト科目」、「国際教養科目」、「外国語教育科目」、「人文科学系科目」、「社会科学系科目」、「自然・人間科学系科目」、「先端・複合領域科目」、「保健体育科目」という10の科目区分を全学共通教養教育科目として設置する。上記10科目区分のうち、「同志社科目」は「同志社科目群」、「キャリア形成支援科目」と「プロジェクト科目」は「キャリア形成支援科目群」、「国際教養科目」と「外国語教育科目」は「国際教養科目群」を構成し、学生が体系性と順次性を自覚しながら、それぞれの教育内容を効果的に履修できるように配慮されている。卒業要件における履修単位数あるいは必修科目等については、各学部のカリキュラム・ポリシーに従って別途定められる。
  • 文理を問わず、デジタル社会の基礎知識である「数理・データサイエンス・AI」に関する知識・技能を身に付け、各自の専門分野での学修や社会生活においてこれらを道具として活用し、新たな価値を創造できる人物の養成を目的として、「同志社データサイエンス・AI教育プログラム(DDASH)」を設置する。
    「同志社データサイエンス・AI教育プログラム(リテラシーレベル)」においては、「データを読む、説明する、扱う」といった基本スキルを身に付けるとともに、社会の変化、社会におけるデータ・AIの活用領域と利活用例、利活用におけるさまざまな留意事項を理解できるように、プログラムが構成されている。
    「同志社データサイエンス・AI教育プログラム(応用基礎レベル)」においては、リテラシーレベルの教育を補完的・発展的に学ぶことで、データから意味を抽出し、現場にフィードバックする能力や、AIを活用し課題解決につながる基礎能力を修得し、自らの専門分野に数理・データサイエンス・AIを応用するための大局的な視点を獲得できるように、プログラムが構成されている。
    ※2015年度生のみ
  • 「同志社科目群」を構成する「同志社科目」は、長い歴史と豊かな伝統を有する本学に関する総合的理解を深めて、<学びの共同体>に対する主体的な帰属意識を涵養することを到達目標とする。講義に学内施設見学・行事参加などを随時組み合わせた授業をとおして、建学の精神である「良心教育」の基本を学ぶ「基礎科目」と、講義に学内施設見学・行事参加などを随時組み合わせた授業をとおして、教育理念のひとつである「キリスト教主義」に対する理解を深める「展開科目」に分類される。
  • 「キャリア形成支援科目群」を構成する「キャリア形成支援科目」は、教育理念のひとつである「自由主義(自治自立の精神)」の具体的実現を目指して、社会的自立及び職業的自立の重要性を理解することを到達目標とする。講義授業をとおして、キャリア形成の基本的事項を学ぶ「基礎科目」と、講義にインターンシップあるいは社会見学などを随時組み合わせた授業をとおして、キャリア形成の実践的知識を学ぶ「展開科目」に分類される。
  • 「キャリア形成支援科目群」を構成する「プロジェクト科目」は、教育理念のひとつである「自由主義(自治自立の精神)」の具体的実現を目指して、特定のプロジェクトの実現を目指すPBL(Project-Based Learning)と呼ばれるプロジェクト学習授業をとおして、社会的自立を実現するために不可欠な課題発見能力及び問題解決能力等によって形成される「プロジェクト・リテラシー」を向上させることを到達目標とする。
  • 「国際教養科目群」を構成する「国際教養科目」は、教育理念のひとつである「国際主義」の具体的実現を目指して、国際的通用性を有する豊かな教養を習得することを到達目標とする。講義授業をとおして、異文化理解に関する基本的事項を学ぶ「基礎科目」と、講義あるいは演習授業をとおして、異文化と国際社会に関する高度な知識を学ぶ「展開科目」に分類される。
  • 「国際教養科目群」を構成する「外国語教育科目」は、教育理念のひとつである「国際主義」の具体的実現を目指して、国際的通用性を有する外国語運用能力と現代国際社会に関する適切な知識を習得することを到達目標とする。「外国語教育科目」が扱う外国語は、現代国際社会で活躍するために必須の英語と、現代国際社会で活躍するために重要なドイツ語、フランス語、中国語、スペイン語、ロシア語、コリア語の初修外国語とする。教育課程の体系性と順次性に留意した演習授業をとおして、学習者の関心と習熟度に合わせて外国語運用能力を向上させる「基礎科目」と、海外留学や受入留学生との交流活動をとおして、現代国際社会に関する適切な理解を体験的に深めつつ、外国語運用能力を実践的に向上させる「留学関連科目」に分類される。なお、現代国際社会における語学的関心の多様化を奨励するために、兼修外国語として、イタリア語の基礎を学ぶ科目も「基礎科目」として設置する。
  • 「人文科学系科目」は、講義授業をとおして、人文科学系学問を全学共通科目として学ぶことによって、21世紀型市民にふさわしい幅広い教養を習得することを到達目標とする。
  • 「社会科学系科目」は、講義授業をとおして、社会科学系学問を全学共通科目として学ぶことによって、21世紀型市民にふさわしい幅広い教養を習得することを到達目標とする。
  • 「自然・人間科学系科目」は、講義授業をとおして、自然・人間科学系学問を全学共通科目として学ぶことによって、21世紀型市民にふさわしい幅広い教養を習得することを到達目標とする。
  • 「先端・複合領域科目」のうち「先端領域科目」は、講義授業をとおして、現代の科学技術および人文社会分野の最先端を行く研究の知識を獲得し方法論を学ぶことによって、21世紀型市民にふさわしい、先進性を追求する学問的態度と独創性を重んじる知的指向性を育成することを到達目標とする。「複合領域科目」は、講義授業をとおして、既成の学問を超えて現代社会の課題を発見し、その解決策を主体的に考えることによって、21世紀型市民にふさわしい学際的な学問的態度と創造的な知的指向性を育成することを到達目標とする。
  • 「保健体育科目」は、実習授業及び講義授業をとおして、スポーツと健康に関して体験的かつ科学的に理解することの重要性を学ぶことによって、知・徳・体すべてにわたる豊かな人間性を涵養することを到達目標とする。

各科目と学力の3要素との関係

各科目と学力の3要素との関係

全学共通教養教育科目とは、全学共通教養教育科目の目的、 3つの科目群、 各科目の概要、全学共通教養教育科目の履修について、カリキュラム・ポリシー
学びのかたちの新展開
外国語教育科目(英語)の新カリキュラム